家庭菜園をこれから始めようとしている方にとって、『どんな植物を育てるか』『家庭菜園で気を付けること』は気になる部分かと思います。
そこで、家庭菜園初心者の方が育てやすい植物や、気を付けること等について私になりに調べてまいりましたので、ご紹介させていただきたいと思います!
家庭菜園とは
家庭菜園とは、自宅で野菜や果物の栽培をする趣味のことで、そこまで広いスペースも必要なく、手軽にできるためとても人気集めています。
気を付けること
上記3点は最低でも気を付けなければなりません。ひとつひとつ簡単に説明していきます。
防虫対策
植物によっては虫が寄ってきやすいものもあります。きちんと対策しておかないと、せっかく育てた植物が食べられてしまったり、病気になってしまったりします。
家庭菜園で使う小さめのプランターであれば、防虫ネットが手軽でおすすめです。殺虫剤や農薬に抵抗がある方でも安心して虫対策ができますので、早めにやっておくようにしましょう!
温度管理や日当たりに気を付ける
植物には成長に適した温度や日当たりがあります。家庭菜園の規模で温度管理をするのは大変ですが、特に寒い日や暑い日には、冷暖房で調整した部屋に入れる等、温度管理や日当たりを少し気にしてあげるといいかと思います。
水やりを忘れない
これは当たり前のことですが、水やりも忘れないようにしましょう。ですがただ水をあげればいいというわけではありません。
土が乾燥しきる前に水やりを繰り返してしまうと、根が腐ってしまい、水をあげすぎてしまったが故に枯れてしまうということもあり得るので注意しましょう!
また、水やりは可能な限り朝にあげるようにしましょう。植物は早朝から活動を開始するためです。難しければ夕方でも問題ありませんが、可能な限り朝に水やりを行うとベストです!
必要なもの
家庭菜園に必要なものといえば、プランターや肥料など思い浮かぶと思いますが、再確認として家庭菜園に必要なものをまとめていきます!
100均でそろえることができるものも多くあるため、必ず用意しておくようにしましょう!
じょうろ
必ずしもじょうろでなくても大丈夫ですが、水をあげるために必要なものを用意してください。ペットボトルのフタに穴をあけたもので代用できますが、可能ならきちんとじょうろを用意しておくと良いでしょう。
スコップ
土をほぐしたり、畝を作ったりする際に使用するものです。先がとがっているタイプや四角いタイプなどありますが、代用できないことはないので一般的なスコップを一本最低限用意しておきましょう。
ハサミ
小枝の剪定や、太い茎を切る際に使用します。100均などで簡単に手に入るので忘れずに用意しておきましょう。
小さいものだと保管には便利ですが、使う際に切りづらかったりするため、剪定用のハサミを準備できるとベストです!
支柱
ツルを巻き付けて周りにはみ出ないようにしたり、実の重い植物を育てる際に茎を固定して茎が倒れないようにするために使用します。
育てる植物によっては準備しなくてもいい場合もありますが、ツル性の植物や実が重い植物を育てる際には用意しておくようにしましょう。
防虫ネット・防虫剤
先ほども触れましたが、植物によっては虫が寄ってきやすい場合もあります。ですので防虫対策はしっかりするようにしましょう。
肥料
植物の育成を手伝い、おいしい野菜を育てるために必要になってきます。植物によって適した成分も変わってくるため、専用の肥料を用意することをおすすめします。
培養土
『培養土』とは、植物を栽培するために基本用土や補助用土、堆肥などを混ぜたものです。
肥料と同じように、植物ごとに適したものがあるので、ホームセンターなどで育てたい植物用の培養土を購入することが望ましいでしょう。
鉢底石・ネット
鉢底石やネットを使用することで、鉢の底から土が流出することを防いだり、水はけを良くして根っこが腐ってしまうことを防止することができます。
排水性の高い鉢を使用するならあまり必要はありませんが、そうでない方は用意しておくと安心です。
家庭菜園初心者にも育てやすい植物
では本題の『家庭菜園初心者にも育てやすい植物』をまとめていきたいと思います。
ラディッシュ
・生育温度:15℃~25℃前後
・収穫までの期間:20日~40日前後
ラディッシュは、種まきから一か月ほどで収穫できることから『二十日大根』と呼ばれています。
また生育温度も幅広いため、極端に暑い時期や寒い時期を除けば一年中育てることができる作物です。
比較的害虫に強く、家庭菜園初心者の方でも育てやすい植物ですが、卵を産みに来る虫もいるため防虫ネットで虫対策をきちんとしておくと安心です。
収穫までの期間が短く手軽に育てることができますが、連続で同じ場所で育てると『連作障害』といい、枯れやすくなってしまったり生育不足になりやすくなってしまうので気を付けましょう。
ミニトマト
・生育温度:20℃~30℃
・収穫までの期間:開花から50日前後~
種から育てるのは難易度が高いため、苗を購入して植え付けるのが一般的なようです。苗を選ぶ際は、虫食いのあるものや茎が細く弱々しいものは避けるようにしましょう。
開花してからおおよそ50日ほどで収穫できるといわれています。ヘタの周辺まで赤く染まったころが収穫のベストタイミングで、それを過ぎてしまうと実が割れてしまったりするため状態をよく見るようにしましょう!
また、実がたくさん成るため、茎が倒れてしまわないように支柱を用意しておくと良いと思います。
ゴーヤ
・生育温度:20℃~30℃前後
・収穫までの期間:開花から20日前後
暑い土地で栽培されているイメージのあるゴーヤですが、家庭菜園でも育てることができます。暑さに強いため、夏場にグリーンカーテンとして活躍する姿を見たことがある方も多いはず!
ツルがどんどん伸びるため、支柱は必ず用意しておきましょう。また、夏場は乾燥しやすく水を多く必要とするので、水やりは忘れないようにしてくださいね!
枝豆
・生育温度:25℃前後
・収穫までの期間:3~4か月前後
夏が旬の枝豆ですが、家庭菜園初心者でも比較的簡単に育てることができます。夏場に頑張って育てた枝豆でお酒でも飲みたいですね!
開花からおよそ30日前後で収穫できますが、その時期を過ぎてしまうと白っぽくなってきて味が落ちてしまうため、収穫のタイミングには気を付けましょう。
水やりの頻度ですが、プランターで栽培する際は土の表面が乾いたら水をたっぷりとあげるようにするといいですね!
バジル
・生育温度:15℃~25℃前後
・収穫までの期間:2か月前後
様々な料理に使うことができ、とても万能なハーブです。プランターでの栽培も比較的簡単で、長期間少しずつ収穫できるため家庭菜園に向いている植物といえるでしょう。
バジルは水をあげすぎると病気の原因になってしまうため、鉢底石などを使って水はけを良くしてあげるようにしてください。乾燥にも強くないため水をあげなさすぎるのもNGです。
オクラ
・生育温度:15℃~30℃前後
・収穫までの期間:開花後3日~7日
栽培が簡単で収穫量も多いことで家庭菜園でも人気の野菜です。小学生の時に学校やご家庭で栽培されていた方も多いのではないでしょうか。
開花から収穫までの時間が短いオクラですが、時期によって収穫までの時間が変わるので注意するようにしましょう。
童心にかえるつもりで栽培してみるのもいいかもしれませんね!
じゃがいも
・生育温度:10℃~20℃
・収穫までの期間:植え付けから3か月前後
じゃがいもは暑さにも寒さにも弱いため、春か秋に植え付けるようです。それだけ聞くと難しそうに聞こえますが、収穫まで3か月前後であることや、比較的乾燥にも強い作物であることなど、初心者の方でも比較的栽培が簡単な作物です。
また春と秋では春の方が育てやすいため、初めてじゃがいもを育てる方やじゃがいもの育成に不安がある方は、春先の植え付けがおすすめのようです。
さつまいも
・生育温度:20℃~35℃
・収穫までの期間:4か月前後
秋の風物詩であり学生時代に育てたことがある人も多いであろうさつまいもですが、家庭菜園でも簡単に育てることができます。
さつまいもは暑さや乾燥に強く、ほぼ放置でも育ち水やりなどにかかる時間も少ないため、家庭菜園初心者の方からの人気が高い作物です。
秋に『自分で作ったさつまいもを庭で食べる』なんてとても良さそうですね♪
まとめ
家庭菜園初心者でも育てやすい植物や注意すべき点、用意するべきものについて解説させていただきました。
『育てるの大変そうだな~』というイメージのある作物も、意外と初心者向けのものが多いことがわかっていただけましたでしょうか。
もちろん今回ご紹介させていただいた植物のほかにも育てやすいものはたくさんありますし、お住まいの地域や気候によっても変わってきます。
ですので是非みなさんの住んでいる地域や、使える時間などを考慮して栽培を行っていただけたらと思います。
みなさまの幸せな家庭菜園ライフを心からお祈りしています♪
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